小中学校の同級生の名前をなにげなく検索したら、彼は生命保険と金融の外資系企業に勤務していて、それも世界有数の営業マンとして活躍していた、ということは知っていたが、たまたまインタビュー記事を見つけて読んでみたら、小学生のときに父親が自死し、中学生のときに母親が家を出て行ったということを初めて知って、そういえばその頃に1度だけ、彼の家に遊びに行ったことがあったのを思い出したのだけれど、特に仲が良かったというわけではなく一緒に遊んだのもそれきりで、中学校を卒業してからは別々の高校に進学したので会うこともなく、それから何年か経ってコンビニに寄ったときにたまたま、彼が働いているのを見かけた。それが最後だった。

 小中学校の同級生の名前を思い浮かぶままに適当に検索してみると、そのうちの何人かはヒットして、会社員だったり、歌手だったり、区議会議員だったり、医者だったりして、顔貌も当時の面影をなんとなく留めているようにも見えた。でも、検索してもヒットしない人のほうが、当然だろうが、ずっと多かった。自分もそうだ。

 書きたいことが今日はたくさんあったはずなのだけれど、眠いのでまた今度。

 仕事は今日も早めに切り上げて、家まで歩いて帰った。途中で、目薬と、マスクと、干し芋と、甘栗と、チーズを買った。